こんにちは。2018年!今年も宜しくお願い致します。
今年はいよいよみなとみらい校が始まります。新しい先生も増え、色々な意味で挑戦の年になります。初心を忘れず、楽しむことを忘れず、自分たちの信じた道をみんなで一緒に進んで行けるように頑張っていきたいと思います。
さて、今回私が読んだ本は「心をつかむ極意」という本です。カシータというレストランのオーナー髙橋滋さんの書かれた「一瞬で距離を縮める43のルール」というサブタイトルの本です。この本は米田先生が後輩からのプレゼントでこの本を知り私たちにも紹介してくれました。
本の内容はオーナーである高橋滋さんのこだわり、信念、またそこに辿り着いたきっかけや経験が沢山書かれていて、とても幅広く解釈ができる本だと思いました。
そこで、今の私に、また今の体操クラブに直面している部分をあげて考えていきたいと思います。
「心をつかむ極意」私たちが考える、どんなクラブが愛されるか、どうすれば多くの人に笑顔になってもらえるのか?を追求することに重なるように思います。
食事を提供するレストランと、スポーツを教える体操クラブ、形は違いますが求めるところは同じだと感じました。「美味しい食事を出す」「いい指導をする」で留まらない、その先にあるものを追求していくこと。そこに人は魅力を感じるんだろうな・・・と。
最近、体操クラブの振り返り(今日一日どうだったかの反省会)で「挨拶」の話が出ました。
授業に遅れてきた子どもが慌てて授業に入ろうと準備をしていました。一人の先生がスッとカバーにいき、普通に授業に入っていきました。何もおかしなところはないのですが、なんか寂しいような・・・。
挨拶は大切!と、クラブで掲げるテーマの一つ目に「あいさつをする」を入れています。でも、カバーに行ってくれた先生しか挨拶をしていない、そんな状況になっていることに寂しさを感じたのかもしれません。常に明るく、楽しい雰囲気で一人一人を迎え入れることに意識を置く。授業を止めて挨拶をする、これも違うかもしれませんが、クラブの掲げる理想と理念を考えると、「挨拶をしない」はありません。どんな挨拶を求めるのか、どうすることがベストであるか?そこを考えることで何かが変わっていくように思います。
本の中でも、第1章 心をつかむおもてなしのコツ「堅苦しい接し方よりフレッシュ&フレンドリー」では、カシータで求めるスタッフはお客様の目を見て「○○さん、こんにちは!」と言える人材です。技術やトレーニングも大切ですが、やはり最後は「人」が大切です。
とあります。
最後は「人」が大切。
挨拶について、何がいいのか?
人に伝わる温かい挨拶とは?
追及していける環境を大切にしていきたいと思います。
さらに、「何ができるか」ではなく「何をされたら嬉しいか」を考える。
人の心をつかみたかったら、時間と空間の枠を取り払い、世間の常識も脇に置いて、ただ1点、相手が「何をされたら嬉しいか」を考える。
とあります。
子どもたちに、また保護者の方に笑顔になれる環境とは?
子どもが頑張る姿や上達する過程、またあたたかい空間、元気が出る言葉、沢山ありますね。
楽しいから頑張れる、頑張るから上達する、体操クラブの原点が常にそこにあります。
今年も新しい先生が入ってくれました。真面目で頑張り屋さんばかりです。毎年思う、米田先生の引きが強いのか・・・環境がそうさせるのか・・・(笑)。
こだわりや信念を持ち続けることを大切にしつつ、それぞれの良さを出せる環境であること、小さなことこそ追求していけることを大切にしていきたいと思います。
体操クラブを始める時に、体育館の雰囲気や指導法、沢山話をしてきました。私も含め、どんなクラブにしたいか?どんな指導者でいたいか?を考えるきっかけや経験はそれぞれにあると思います。それぞれの思いが形にできる環境であるように、また通ってくれている子どもたちの、将来のきっかけになるような関わりができるように頑張っていきたいと思います。
小川 奏