こんにちは。小川 奏です。
今回は「楽しむ」をテーマに書いていきます!よろしくお願いします。
毎回テーマを決めるのに一番時間がかかるんですが、今回はサッカーワールドカップを見ていて解説の方が言った一言で決まりました。日本対デンマーク戦で「日本の選手は本当にサッカーを楽しんでいますね」・・・「これでいこう!!」ってなりました。(笑)
江古田の体操教室では一期を10回コースで開講しています。10回分のテーマを決めて、教室の始めにそのテーマ読み上げます。
例えば「楽しむ~最後まであきらめない」「楽しむ~お友だちの練習をよく見る」など。
毎回のテーマを目標にその日の授業を進めていきます。
前回のテーマは「楽しむ~あいさつをする」でしたが、教室の中で出来るだけ一人一人の名前を呼び、大きな声で「はい!!」と声を出す。当たり前の事ですが、目標にする事で子どもたちの取り組みは全然違います。もちろんコーチも返事を忘れてしまった子どもに「今日のテーマは?」と問いかけやすくなり、忘れた子どもも何度も自分で気付けるのです。
テーマの始めには必ず「楽しむ」と言う言葉を入れています。それは、何をするにしても「楽しい」という気持ちを感じることが大切だと考えているからです。
習い事で「楽しむ」とイメージすると必ずしもいいものばかりではないと思います。なんとなく、ふざけていたり遊んでいたりとマイナスなイメージも浮かんでくるのではないでしょうか。
よく言われるのが「楽しいだけじゃ・・・」と言う言葉です。確かに習い事なので楽しいだけじゃ物足りない気持ちは分かります。でも、よく考えみると私たちコーチは楽しさから始まり上達までの間を手伝っているのではないかと思います。
楽しいから好きになる、好きだから頑張れる、頑張るから上達する・・・というように。
「楽しい」の先を目指して指導していく事が大切ですね。
「楽しむ」の意味は 1、満ち足りていることを実感して愉快な気持ちになる。
2、好きなことをして満足を感じる。
幼児期、幼少期に感じる「楽しさ」は好きな事や得意な事に対して夢中になる事、だから出来なかったり怒られたりすると「楽しくない」と直結してしまう子どもが多い気がします。
でも「楽しい」と「楽しくない」を何度も繰り返す中で頑張る事を覚えていき、上達していく。
気が付くと「楽しい」気持ちがどんどん大きくなって、幅広く「楽しい」を感じられる。
それをもっともっと続けていくと、出来ない事も苦しい事も全てが「楽しめる」要素になっていくんじゃないかな?と思います。そう思うと子どもの心の成長は時間がかかりますね。
今の「楽しくない」事が将来の「夢中になる楽しさ」を作っているのかもしれないですね。
今回サッカーワールドカップの代表選手がプレッシャーや環境の違いやレベルの違いがあっても「楽しんでいる」と専門家の目に映ったのは、サッカーに対して起こる全ての事を楽しめる力があったからだと思います。どんな事もプラスに変えられる強い心を、体操を通じて作っていけたら素晴らしいなと思います。