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スタッフブログ

2010.07.23
3ヶ月が経ち
昨年から今年の4月に体操教室を始めるということで動き出した僕たちですが、あっという間なのか…、長かったのか…、どちらでもあるといったところです。
日々新しいことのチャレンジだったので3ヶ月はあっという間で、しかし長い時間が経過したように思えるほどの成長も感じることが出来ています。
自分は、「子どもたちに楽しみながら学んでほしい」が何より一番です。しかし、楽しいだけでは駄目で、しっかりと技の上達はしているのだろうか?運動量は伴っているか?保護者の方が望む教室に近づいているか?など常に自分たちを振り返り、問いかけます。
初めに書いてもらったアンケートなども参考にし、子どもたちが望むこと・保護者の望むこと・自分たちが伝えたいことをしっかりと意識して日々振り返り、試行錯誤の連続。
僕自身やっぱりやるからには、日本一の体操教室にしたいと思っていて、それは現役の頃もそうでしたが、誰よりも上手くなりたい、上手な選手がいたら自分もどうすれば同じようになれるか、それは結果として一番になりたいと思う以上に、一番になるための努力は誰よりも一番でありたいという思いでした。自分が世界で一番体操のことを考えて取り組んでいると本気で自信がありました。
なので、それは体操教室でも同じことで、それぞれの教室には特長があるのでどれが一番いいとかは分からないですが、「その教室を良くしたい」といった思いは一番を目指したいなと思っています。

今の教室で自分が大切にしていることは、子どもたちと同じように自分も楽しむこと、そして子どもたちが楽しみながら基本的な運動を身につけ、運動の中であいさつなどの礼儀も身につけてもらう。そして更には、僕自身がメンタルが大切だと思っているのでそういったことも伝えていきたい。
これらを10回の教室の中でテーマとして子どもたちに伝えています。

最大のテーマとして『楽しむ』こと。そして教室1回ごとにテーマがあります。
1、あいさつ(はい、こんにちは、さようなら)
2、先生の話を聞く
3、順番を静かに待つ
4、上手な子のマネをする
5、目標を持って練習する
6、失敗しても下を向かない
7、プラスの言葉を使う
8、挑戦する(苦手なこと、新しいこと)
9、最後まで諦めない
10、今を全力で頑張る

教室のプログラムを考えるにあたり、自分たちが大切だと思うことを子どもたちに上手く伝える方法はないか?と考えました。その中で考えたことが初めにテーマとして掲げることでした。それぞれの先生に大切なことを10個挙げてもらい、その中から僕と中村先生で10個に絞りました。2.3歳に関しては、また別にテーマを奏先生が考えてくれました。この10個の中には僕が競技者として学んだものがあります。

■目標を持つこと
何をするにしても目標があるから迷わない。目標があるから上手くいかないときに原因が分かる。
■失敗しても下を向かないこと
失敗は誰でもすることで、悪いことではありません。「失敗は成功のもと」です。失敗はチャンスです。大切なことは失敗した後!失敗した後に下を向くから気持ちが沈んでいくのです。失敗したら顔を上げましょう!
■プラスの言葉を使う
自分の発する言葉が、自分自身を作っていきます。お友達に「上手だね」「できるよ」「がんばれ」などとプラスの言葉を使うと、自分自身もプラスな気持ちになって肯定感が上がります。プラスの言葉をどんどん使っていきましょう。
■最後まで諦めない
僕自身が常に自分に贈っている言葉です。最後まで諦めないは誰でもできる。僕にもできる。夢が叶わないのは、夢への道が閉ざされることよりも、自らが「諦める」を選択する場合が多いいのです。自分に出来ることは最後まで諦めないことです。
■今を全力で頑張る
人間は過去と未来を考えることが得意な生き物です。前に失敗したことがあるし…(過去)、失敗したら恥ずかしいし…(未来)、大切なことは‘今’を考えること、自分たちができる最大のことは「今を全力で頑張る」ことだと思っています。

これら10個のテーマは子どもたちにとっても大切なことだと思うので、今は理解できなくても単語としてでもいいから子どもたちの頭に残ってもらえるように伝えていきたいと思っています。いつか何かのタイミングで「そういえば米田功こども体操教室で先生が失敗しても下を向かないって言ってたな」とか「今を全力で頑張るだったな」などと思いだす時がきたらいいなと思っています。

今、僕たちは自分たちの勉強にもなるようにスタッフブログという形で、感じたことや学んだことを文章にしています。日々成長しながら子どもたちに負けないように自分たちも最高の体操教室を目指し、頑張っていきたいです。

最後に僕も直接会って勉強させて頂いたことのある脳外科医である林成之先生の言葉で終りたいと思います。
あ母さんに向けての言葉ですが、僕たちコーチにとっても心に留めておきたい言葉です。

~文武両能になる7つの習慣~
1、叱りっぱなしにしない
2、先生の悪口を言わない
3、「あとでやるから」はNG
4、親が先回りして、口出ししない
5、子どもの話を聞き流さない
6、子どもの失敗を責めない
7、「大体できたよ」は認めない

7月から2期が始まりましたが目指すは‘子どもたちの可能性が広がる体操教室’です。
これからも宜しくお願いします。
                                米田功