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スタッフブログ

2018.08.28
『“心が伝わる”話し方』
こんにちは!牧優花です。
今年は例年に比べてとても暑い日が続いていますね。8月が終わろうとしていますが、まだまだ暑い日々が続きそうです。引き続き熱中症や体調管理に気をつけてください。

さて、私が今回読んだ本は「“心が伝わる話し方”」です。この本を選んだ理由は、説明をしている時や注目してほしい場面で、目が合わなかったりした時にちゃんと伝わるっているかな?と感じる事がありました。また、教室に入れていない子どもに声かけをしている際に、話し方や話す内容のレパートリーが少ないのもありますが、中々上手く伝えられなくてどうすれば相手の心に響く伝え方ができるのだろう?と考えている時にこの本を見つけました。


●どう伝えるか
ついつい丁寧に伝えようとして、あれもこれもと話がちになりますが、短い話こそ気持ちが伝わりやすいのです。「短く」話すほうがいい理由は大きく3つあります。
1.「人間の心理」
だれだって一方的に話を聞かされているのを好まないからです。
2.「端的に」
物事の核心を「端的に」表現するためには、わかりやすいからです。
3.相手の状況を見極め
「いま」「ここ」という一瞬を逃さずに発せれるので「タイミングがいい」のです。
短いながらも、余計なことは言わず、相手にハッと気づきを与えるアドバイスが大事になります。「決めの一言」は言葉にパワーがあり、大事な場面で、話す人の思いや気持ちが伝えられるのです。


●いつ、どんなふうに…「声のかけ方」
プラスの面に気づかせる一言を選ぶ事が大切です。短い一言でも「心を動かすきっかけ=感動」があれば、思いはしっかり相手に伝わるのです。会話の中で「おや?」「へえ!」「なるほど!」と思わせる事で、会話をはずませる事ができ、その場の雰囲気がいちだんとよくなっていくのです。
時には、相手に自分で考えさせる、自分で行動するように仕向ける事も大切です。なぜなら人間は、言われてやるより、自分で考えて行動する方が、意欲がわきます。それだけ、自分のこととして自覚が強まるからです。
しかし、気分が乗らない時もあります。でも伝えたい…そういった時は、まず話す相手の状態を確かめる必要があります。短いやりとりを通じて、相手の反応を観察し、うまくいった瞬間をとらえ、「ほめる」という行為も、長引かないようにする事が大切です。


●「喜ばれる」ほめ方、「嫌がられる」ほめ方
言葉を選んでほめ言葉をかけたとしても、タイミングが悪いと生きません。心づかいがタイミングよく伝わるほめ言葉は、人に自信をつけさせ、新たな挑戦を後押ししてくれます。単純に「よかった」とほめるだけではなく、自分の感想をしっかりとつけ加えてほめる事が大切です。
ほめ言葉がもたらすメリットには希望、意欲がわいてきて、やり始めた事が楽しくなります。また、自信がつき、能力が伸びるのです。
相手のやる気と能力を信じて、心を込めてほめ言葉を先手で発することで、お互いに信頼関係を築いていけるのです。


●「聞く力」
聞くことも受け身でなく、働きかけなのです。「聞く力」を発揮することは、相手にプラスの働きかけを行う事になります。聞くのも表現なのです。


私は教室中に、伝えたいことがたくさんあり、ついつい話しが長くなってしまい、結局伝わっていないなと感じる事がありました。また、子どもたち一人一人との会話が出来てないことに気づきました。この本を読んで少し分かった気がします。
1時間という貴重な時間の中で、体をいっぱい動かしながら楽しく上手になるためには、伝えたい事の的を絞り、子どもたちの状態、反応をしっかり見て、伝えていきたいと思います。
褒め言葉は、人を喜ばす・楽しくする・幸せにする・人の心をいっぺんに温かくするという事を知りました。私も子どもたちにとってそういった存在になれるように一人一人とたくさん会話をし、良い所を伝えると共に、技術面でも指導していけるように頑張りたいと思います。
また、伝えるばかりではなく、子どもたちの思いなども聞き、たくさんコミュニケーションをとっていきたいと思います。
子どもたちの「楽しい!」「できた!」に貢献できるように一生懸命頑張ります。