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スタッフブログ

2021.07.22
『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』
こんにちは、西村由貴です。

梅雨も終わり、一気に暑くなりましたね。
教室では暑さにも負けず、子ども達が元気に頑張ってくれています!

さて今回、私が読んだ本は
「子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ」です。

「自己肯定感」よく耳にするようになりましたね。

「自己肯定感」とは
自分に自信がある・〜ができる・〜をもっているではなく「自分は価値のある存在であると思えること」だと書かれていました。
私は「自分は愛されている存在であると思えること」だとも思っています。
なぜこの本を手に取ったかというと、私自身どちらかというとマイナス思考で悪いところが目についてしまいがちだなと感じていたからです。
そうなるとやはり発する言葉の中にマイナスな言葉が多い気がして…そして、そんな私は自己肯定感が低いのでは?とも思いました。

本を読んでみて感じたことなどを、まとめてみようと思います。

本の中では
マイナスの言葉→悪魔の口ぐせ
プラスの言葉→天使の口ぐせ
として紹介してありました。

日常生活や授業の中で
「出来るじゃん」
「ちゃんとやってみてごらん」
「ちょっと待って」
などの言葉を使う時があるのですが、上の言葉は「悪魔の口ぐせ」の中に入っていて「自分の正解や思い込みからくる言葉」だと書かれていました。
無意識に使ってることもあると思うので、うかつに喋れないと思ったのですが、本を読み進めると納得することが出来ました。

・こうあるべきだ、〇〇でなければいけない、〇〇しようねは自分の思い込みである。思い込みは自分自身の考えることを止めていることになる。

自分の中の正解は他人の正解ではないですよね。そして、その考えがゴールになってしまうので視野が狭くなるし、確かに他の選択肢を考えることがなくなるなと思いました。

・世の中の正解を子どもにあてはめず、決めつけず、ありのままの子どもと自分の姿を観察する。

子どもや自分を美化していたり、願望が入っていたりすると、現実との違いにイライラすることがあります。ありのままの姿を"そうだよね"と受け止められれば、もっと寛容になれるはず。
世の中の正解はあくまで一般論。同じ人間は一人としていないので違って当たり前なんだとあらためて思いました。

○子どもをかえようとするのではなく、子どもへの接し方や言葉がけを変えることで子どもも大人も成長する。

頭ごなしに決めつけて接するのではなく、気づきを与えるということ、子どもが自ら動けるように促すこと。そう行動する事で大人も子どもも考え、お互いの成長につながるのではないかと思いました。

子どもが進んでいる道は私たちが通った道とは別の道で、どんな方向にも進めます。
大人が前に立って「ここはこっち」と決めつけて教えるのではなく、後ろに立ち背中を押し、自分で歩いていけるように見守ることが大切なことだなと思いました。
ただ、アドバイスや危険から守ることは必要だと思うので時には前に立とうと思います。

本を読みながら「こどもは大人の鏡」という言葉が頭に浮かびました。
進む道は違うけれど、比例していると感じました。
大人の私たちも学ぶことをやめてはいけませんね。

本の中には上記の他に、褒めるとき・怒るとき・励ますとき・促すとき・止めるときの具体的な声かけエピソードが載っていて悪魔の口ぐせが多い自分に笑えましたが、気付くことが出来たことが1歩だなとプラスにうけとめることが出来ました。
そして「大人と子どもの自己肯定感は比例している」ということは私の中で大きなものになりました。
働くことも子育てもやはり大変です。自分の時間を犠牲にしていると感じてる人も結構多い気がします。
自分が幸せだなと思える環境作り、大人も自己肯定感を高める事が大切だなと感じました。

最後に、この本の中に書かれている子どもへの接し方は「コーチング」だと書かれています。
コーチングは「相手のなかにあるやる気や行動を"引き出す"」こと。
ティーチングは「指導者が持っている知識やノウハウを"教える"」こと。

コーチングとティーチングのバランスが取れた授業で子どもたちの可能性を広げるおてつだいが出来ればと思っています。

興味が湧いた方は是非、読んでみて下さい!