みなさんこんにちは!
美葵先生です。
夏休みに入り、暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
夏休みといえば、私は宿題の一つだった「自由研究」を思い出します。
今は自由研究をやらない学校も多いそうですが、当時は、何を研究するか考えることも、実際に作ることも大変で、最後の最後まで残してしまう宿題の一つでした。
ですが、今振り返ってみると、一番記憶に残っている宿題でもあります。実際に、10年以上前に自由研究で作ったものが、今でも残っています。
当時は大変だったことや、手間暇をかけてじっくり取り組んだことが、今では忘れられない思い出になっています。
過去に苦労したことや、一つのことに時間をかけて取り組んだ経験は、決して無駄になるものではなく、時にその後の歩みを進める原動力にもなるのだと、改めて感じます。
楽しいことも、困難なことも、さまざまな経験を大切な宝物にしていきたいですね。
さて、今回私が読んだ本は、『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』です。
私は、行動を起こす前に、プラスのこともマイナスのことも含めていろいろと考えてしまったり、いきなり自分の中で大きなハードルを設定してしまったりするため、なかなか思ったことを行動に移すことができずにいます。そんな自分から抜け出し、もっと早く行動できるようになりたい。そして、「すぐやる人」はどのようなことを考えているのか知りたい。そう思い、この本を手に取りました。
数あるセンテンスの中から、特に心に残った3つをご紹介します。
〇すぐやる人は9000回の負けを知り、やれない人は全勝を目指す
エジソンの「私は失敗したことがない。ただ1万通りの、うまくいかない方法を見つけただけだ」という名言は有名ですが、どの時代にも、成功者はみな失敗について語ります。
「やれない人」は、成功するためには失敗も許されないと考えてしまいます。一方で、自らの信じた道を突き進む「すぐやる人」は、失敗というつまずきを災難のようには考えません。その経験からたくさんのことを学べばいいと、前向きに捉えているのです。
私は、何か行動しようと思ったとき、最初に頭をよぎるのは「失敗したらどうしよう」ということです。
やってみてうまくいかなかったらどうしよう。
ちゃんとできなかったら恥ずかしい。
そんな考えが、私の行動を止めてしまっているように感じます。
これまでを振り返ってみると、失敗して、そこから学び、改善し、成功につなげた経験はたくさんあるはずです。それでも、いくつになっても、やはり失敗は怖いものだと感じます。
本の中には、10個のテーマの一つとして「失敗しても下を向かない」という言葉があります。
子どもたちに向けて伝えていることが、自分自身にも当てはまることばかりで、いつも「考え方を変えてみよう」と思わせてくれるきっかけになっています。
完璧でなければいけないという思い込みから抜け出し、失敗を学びに変えて成長する。
そして、いつか失敗さえも楽しめるような人になっていきたいと思いました。
〇すぐやる人は教わり上手、やれない人は頼り下手
「すぐやる人」は、人から素直に学びます。年齢や国籍などは関係ありません。好奇心が旺盛だからこそ、素直に「教えてください」と言うことができます。自分にないものを持っている人から素直に学ぶ心を持つことで、自分自身を磨くスピードをさらに早めることができるのだと思います。
私は、人に聞いたり、誰かを頼ったりすることが苦手だなと感じます。よく、尊敬する先生方から「一人で迷ったり、悩んだりしている時間はない」という言葉をかけていただきます。
体操の指導は、やり方に一つの正解があるわけではないからこそ、自分一人で考えていても分からないことがたくさんあります。
「この技を習得するためには、どのようなアプローチがあるのか?」
「思うように体を動かせない子どもに対して、どのようにアプローチすればよいのか?」
ありがたいことに、今の私は、指導経験が豊富な先生方に囲まれ、毎日指導をさせてもらっています。目の前の子どもたちが成長するために、自分がやるべきこと、できることを最大限に考え、分からないことは素直に聞き、積極的に行動していきたいと思います。
入社して2年目に入りましたが、最近は子どもたちから学ぶことも多く、子どもたちに成長させてもらっていると感じることがあります。
純粋で素直な気持ち。
どんなことも楽しめる心。
ワクワクする気持ちから、いろいろな想像を広げていく力。
子どもの頃にはあったはずのこうした気持ちも、年齢を重ねるにつれて、少しずつ薄れてしまうことがあります。
「こうでなければいけない」「こうあるべきだ」
そんな固定観念を手放し、子どもたちのような純粋で素直な気持ちを忘れず、これからも学び続けていきたいと思いました。
〇すぐやる人はだれに出会うかで環境を選び、やれない人は何を学べるかで環境を選ぶ
「すぐやる人」は、何を学ぶか以上に、誰と学ぶかを大切にしています。意識の低い人たちと一緒にいると、自然と自分の意識も低くなり、「やれない人」になってしまいます。切磋琢磨できる環境に身を置き、「やるしかない」という環境を作り出すことが、「すぐやる人」にとっては大切なのです。
「腐ったリンゴ」の話はよく耳にしますが、プラスの影響を生み出す環境づくりは、良い組織や良いチームをつくっていく上で、とても重要なことだと思います。そんな中で、この本を読んだとき、改めてこんなことを考えました。
先生たち同士での会話や、子どもたちとの会話の中で、不平不満や愚痴ばかりになっていないか?
物事がプラスに動くための行動ができているか?
子どもたちの可能性を広げ、やる気を引き出せる環境になっているか?
自分自身の言葉や行動が、周りにどのような影響を与えているのかを、改めて考えさせられました。子どもたちにとって、この体操クラブは、体操の技術を学ぶだけの場所ではありません。一人の人として、周りから応援され、愛される人へと成長していく場所でもあると思います。そんな空間を提供するためには、まず自分自身の行動を見直す必要があると感じました。大事なところで妥協せず、本気で子どもたちと向き合うこと。そして、反省するだけで終わらせず、改善に向けた取り組みや行動をすること。
これは、自分との約束です。
周りの先生方や子どもたちに良い影響を与え、目の前の人を幸せにできるような指導者になりたいと思いました。
今回、この本を読ませていただき、改めて、完璧でいることよりも、たくさんの負けや失敗を経験し、そこから何を学び、何を改善するのかということが大切なのだと実感しました。
また、子どもたちには10個のテーマを通して、「応援される人、愛される人になってください」と伝えています。
今回この本を読んで、その10個のテーマは、何歳になっても大切にしたい原点なのだと気づくことができました。
行動をすぐに起こせる人、すぐに動ける人は、たくさんの人を頼り、そして頼られながら、良い意味で周りを巻き込むことができる人なのだと思います。
私も、たくさんの人の力を借りながら、子どもたちとともに成長し続け、いくつになっても挑戦し続けられる指導者でありたいと思いました。