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スタッフブログ

2014.04.21
『褒めて伸ばす』
お久しぶりです!中村周平です!新年度がスタートし、米田功体操クラブも新規の子どもたちも増え、さらに活気づいています!子どもも保護者も笑顔になるクラブを目指して今年も頑張ります!

さて、前回のブログでは『理想の指導者像』というテーマで「厳しい先生」に関してのブログを書きました。今回は「褒めて伸ばす先生」というテーマで感じたことをブログにしたいと思います。

まず自分の理想の指導者像に褒めて伸ばす先生が入っている理由としては、自分が体操を教えていて「楽しい」と感じる1つに『小さな変化を褒める』ことで、子どもたちにスイッチが入りどんどん上手になっていく、瞬間に指導の楽しさを実感することが出来ます。ここに僕の「褒めて伸ばす」という指導の原点がありますが、体操を教えることは、同じでも目的や要求によって自分自身の関わり方や考え方が変わります。


一般クラスと選手コースでは、まず自分自身の目的や意識が変わり。

一般クラスの場合・・楽しさを伝えて、上達する。このように「楽しさ」が1番に来て、どんどん褒めて上達させるという方法が自分の得意分野になります。

選手コースの場合・・強くする=厳しくなるに繋がり。「強くする」が1番に来て、「褒める」という方法は、薄れてしまいます。


選手コースの場合、技の難しさや質などによって要求や理想が高くなっていくので、褒めるよりは出来ない部分に目が行き、注意や指摘の回数が多くなり、厳しい口調で叱る回数が多くなってしまいます。日々指導しながら、もっと伝わる方法はないか、接し方はこれで良いのかなど、少し違和感を抱いていましたが、褒めて育てると叱って育てるという2つの育て方について、調べていると以下のような内容が出てきたので紹介したいと思います。(カウセリングサービス 心理学講座 育ての心理学~叱る育て方と褒める育て方~)

●叱って育てる
叱って育てるやり方は、心理的にみると、恐れという感情を使った育て方という見方ができます。私たちは、怒られることは嫌ですので、怒られない為にきっちりしようとします。きっちりすることの動機が、怒られることの恐れだったりすると、恐れが動機で行動を正そうとすることになります。恐れが動機で、行動を正そうとした場合、行動に緊張感が伴いますので、 瞬発力があるんですね。しかし、緊張状態は、そう長く続かないので、逆に持久力が続かないのです。叱って育てる方やり方は、言った事の効果に関して、即効性がありますが、持続効果が望みにくくなるのが特徴です。

●褒めて育てる
褒めて育てるやり方は、恐れを使うのではなく、その人の価値を見つけてあげる育て方です。価値を見つけてもらえる、認められる、期待されることで、認めてくれる喜びで頑張る力が湧いたり、期待に答えようと頑張ったりします。こちらのやり方は、恐れを使っていないので、お尻に火がつくことはなく、瞬発力はありません。瞬発力がありませんので、すぐに行動を正そうという行為に移りにくいということはありますが、その代わりこんどは持久力があります。緊張状態というものが、付きまとわないので、瞬発力がなく、ゆっくりとした成長の仕方ですが、恐れに追いかけられて、なにかをしようとするのではなく誰かに教えてもらったことや(教育)、自らの経験を通して、学び、そして、それをすることを選択して成長していくので、持続力(継続力)があります。その為、一度行動を正そうとしたら、その行動は継続していくことが多いです。


この2つの方法を読んで、僕自身が変える必要があると感じたことは、選手自身が小さなことでも良くする為に行動したことは、しっかりと褒めて認めるというアクションが足りないように感じました。選手の場合、大きな変化は認め「小さな変化」を見落としていたように感じます。

子ども自身一般クラスも選手コースも体操が「楽しい」という気持ちは同じで、繋がっているハズなのに、指導者自身がその部分を無視して、厳しさばかりを押し付けてしまうと「楽しく」ないに、リンクしてしまう恐れがあるので、「叱る育て方」と「褒める育て方」のバランスを意識して頑張りたいと思います。

中村 周平