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スタッフブログ

2016.07.11
『じょうずな叱り方・ほめ方』
こんにちは。体育館は暑くなってきました。梅雨も明けも間近ですかね?
先日、リオオリンピックの体操日本代表選手が決定しました!4年に一度の暑い夏がやってきます!ロンドンからもう4年も経つのか~と思いつつ、東京までもう4年しかないのか~と思いつつ…なんだかんだで、「オリンピック」という大舞台を楽しみにソワソワしています。

前回の瀬尾先生のブログを読んで子育てってほんとに難しいな、と感じました。私にもなかなかヤンチャな娘がいますが、あまり深く考えずに悩んだ時には瀬尾先生や周りの人に助けてもらってぼちぼちやってきました。今は子育て法も情報がいっぱいあって、どんなことがいいのか?考えるきっかけが沢山あります。もちろん個人の性格・成長・環境等にも違いがあり、答えが一つだとは思いませんが、親として子どもに何ができるか?考えることは大切だなと考えさせられます。
子どもに関わる仕事をしている私たちは様々な情報や方法、思考などに興味をもつことが大切だと感じます。子育て同様、直結するものばかりではないかもしれませんが、知ることで見えてくるものがあるように思います。

今回、私が手に取った本は「子どもの力を伸ばす!!じょうずな叱り方・ほめ方」(0歳~6歳児に響くしつけの言葉、伝え方)です。
読み始めてふと気が付くと、体育館にも同じものが!!毎月教育に関する本を和貴先生が探してきてくれるのですが、今回の本がまさかのこれでした(笑)。
この本は「叱る」と「ほめる」言葉の使い方や伝え方を場面や状況で分けて方法論としてあげています。

本の中では、「叱る」前に知っておきたい大前提。「叱る」相手は“自分とは別人格の子ども”です。とあり、子どもの特性として5つ挙げられています。
①子どもは「成長」する生き物
②なんでも取り込む「ブラックホール」
③子どもには「今、ここ」しかない
④生活すべてが「遊び」となる
⑤「現実と空想」の世界がごちゃまぜ
こういった子どもの特性を理解すると、どう叱れば子どもに伝わるかが、少しずつ見えてくるはずです。
と、書かれています。この5つの説明を読んでいると確かにな~と考えさせられます。
この特性を理解した上で「子どもに伝わる叱り方、8つのポイント」と「子どもの心に届くよいほめ方」としてポイントが挙げられています。
叱るポイント
①叱るときはその場で
②シンプルに&子どもにわかる言葉で話す
③「叱り顔」を意識して作る
④叱るための環境を整える
⑤「私がいやだ」と伝える
⑥人格ではなく「行為」がダメだと伝える
⑦最後の最後は許す
⑧いろいろな手段を持つ

ほめるポイント
①ほめる時はその場で
②「ありがとう」と「うれしい」を伝える
③シンプルに&感情をストレートに伝える
④表情豊かにほめる
⑤スキンシップやしぐさを大切に
⑥いろいろな手段を持つ

何となく知っている、聞いたことがあることばかりですが、慌ただしく過ぎる日常でどれぐらい心掛けていたかな?と思うと、反省ばかりです・・・。
「ほめる」とは「認める」こと、ひとつひとつを理解して自分と相手の関係性を意識すること、お互いに安心感を持って接していく事が大切だと思います。
子どもの特性、体操教室の中でもとても重要な情報です。週に1度、1時間の中でも「叱る場面」と「ほめる場面」が起こります。特性を理解して、個性を理解して、どう成長してほしいか?どんな時間を過ごしてほしいか?を上手に伝えていけるようにしたいと思います。
小川奏